がんばるのやめた。

〜うつ病の私のキモチ、発信します〜

うつ病の診断を受けて変わったこと/良い変化と悪い変化

たつぃーです。

うつ病と診断されて2週間が経ったので、うつ病になる前とその後の状況の変化について報告したいと思います。

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目次

良い変化

⑴休職できた

社会人として3年弱の期間働いていましたが、怖くてたまらなかった職場から一時避難することができました。

会社に勤めている時期の生活は朝7時に目覚め、「仕事に行きたくない」という頭のまま8時まで布団から出ず、8時20分前に会社到着。それから怖い事務所を逃げるように離れ営業回り。18時に帰社し、周りが帰るまでの時間なんとか感情を抑えて耐え、20時から22時まで涙を流しながら事務処理を行い退社。帰宅後、何もせず荒れ果てた部屋の中でスーツのまま布団にダイブ。明日の出社が怖くて寝付けない。苦痛の日々でした。

会社から離れたことで、会社の拘束がなくなり「仕事が怖い」という気持ちについては和らぎました。

 

⑵総睡眠時間が増えた

この半年間、なかなか寝付けませんでした。

しかし、たとえ夜寝付けなくても昼間眠るという選択が取れるようになったため、睡眠不足で辛いということは無くなりました。

休職できたので解決できたことです。

 

⑶通院するようになった

精神科へ通院しています。

今までは、自分の精神的な弱さを我慢して無理して過ごしてきました。

なぜならば、社会人として社会と自分を調和させるために「我慢する」というやり方しか私は知らないのです。

しかし専門家に症状を話して、理解共感してもらえとても心強かったです。

医師から「うつ病の症状が出ているから一刻も早く休職しましょう」と言われて涙を抑えることができませんでした。心の不調の原因がうつ病だと専門家に言われたのです。

 

「私がうつ病なんて」という戸惑い(認めたくない気持ち)

 

 

「原因はうつ病だったんだ」という安堵(専門家の口から原因を知ったことによる安心感)

 

この二つの感情が合わさって涙が止まりませんでした。

専門家に事実を宣言されることはとても怖いことですが、原因が病気だとわかった今は気持ちが楽になりました。

 

よく周りの優しい人から「自分を責めることはないよ」と声をかけてもらえることもありますが、やはり「鬱は甘え」という健常者の言葉にも未だ理解を示せてしまう私がいることも事実で、私自身すぐ根を上げてしまった根性なしと自分を卑下しているところがあります。

そうなると自分も社会も己の敵となってしまうのでとても苦しくて、自分を肯定してくれる誰かを頼って甘えてしまいたくなる。

私に理解を示して話を聞いてくれる優しい人は大変大切な方であるということは言うまでもないですが、うつに対する知識の豊富な専門家の助言はとても心強いものです。

精神科へ行くか行かないかについては何度も悩みましたが、決断して良かったです。

 

tatsyn.hatenablog.com

 

⑷ブログを始めた

うつ病になり休職すると、やる気を絞り出すことにとても苦労すると同時に、持て余した時間を有効に使うことができず、そういったダメな自分を批判するという面が私には強く生活に顕れました。

何もしない無の時間が増えれば増えるほど、何もしない何もできない自分に対して自己否定感が強くなっていってしまうのです。 

体調が良い日は家事をしたり、本を読んだり、散歩したりするのですが、ブログも記事を書いてるときはとても精神が穏やかになる作業の一つです。 

その上ブログのいいところは、記事を読んでもらえるところです。発信した記事に☆をつけてもらえると、書いてよかったと思います。

執筆で落ち着けて記事へのレスポンスで嬉しくなって、2度美味しい。

ブログは精神衛生上とてもいいです。

 

 

 

 

悪い変化

⑴発作が大きくなった

 

気が狂うことも何度かありました。

頭が真っ白になって叫び続けた日の記事がこちらです

tatsyn.hatenablog.com

私は自分のすることなすことを信用できなくなってしまいました。

落ち着いている時は、何をするのにも遜色ないのですが、気分の急な落ち込みや衝動的な感情発散などをしてしまい、気持ちを上手くコントロールすることができません。

 

tatsyn.hatenablog.com

不可思議/wonder boyさんに共鳴しました。精神的な熱量は私もワンダフルなほどあるのにそれを伝える術を持たず泣いてばかりいる私と、きちんと表現者である彼。

私も文章を書くことなら発信できる。そう思うとブログやる意味あるじゃんって肯定できて、自分の気持ちだけを勢いに任せてただただ感情化してしまった。

良いか悪いかは別として、この記事を書いてもう何も恥じるものはないなと思えた。

感情のコントロールは未だに解決できていないけれど。

でもまた発作出たらネタにしちゃえばいいじゃん。って思って少し楽観的になってます。 

 

 

⑵生活リズムが大きく崩れた

めちゃくちゃです。ご飯一食しか食べなかったり、夜一睡もできなかったり。

拘束時間が長かった会社員生活から離れたことと、自分の体をうまく起こすことができないことが理由だと思います。

結局はやるしかないんだけど、何もやれずに時間が過ぎていく。そんな自分を認められなくて、無の時間も辛くてツイッター見たりスマホいじってることが多くなりました。

すぐに疲れちゃって、自堕落になってしまって、何やってるんだろうって思って、情けなくなって、泣けてきます。

 

 

⑶人が怖くなった

自分に自信が持てないからです。

社会のお荷物。家族のお荷物。彼女のお荷物。会社のお荷物。

生産的なことを何もできていない自分を肯定できません。

だから家事をできるときは家事をやって役に立っていると実感したいです。

人に必要だって言われる恥ずかしくない人間になりたいです。

今の私は社会的に恥ずかしい人間だから極力私の知っている人には会いたくないし、電話はとても怖くてできれば出たくないです。 

 

 

⑷自分をうつ病だと認めざるを得なくなった

うつ病の診断書をもらって、休職して、精神科に通院して、薬も服用して、不安に襲われ、感情が制御できません。

そんな私の日常生活は、とても暗いです。(独りの時は特に)

医師にうつ病と言われたからうつ病なんだなって実感はあって、すぐ疲れるし、やる気は出ないし、人に迷惑かけてしまう。

でもそれらって自分の気の持ちようでしょって思うこともあります。

だとしたら私は自分に甘いだけで、最低だなって思います。

でも私は私のことがよくわかりません。

感情抑制できないことが原因で業務に支障が出ていたことは事実だけど、休職しても不安は止まない、原因は何なんだろう。わかりません。

 

ひとまず全部うつ病のせいにしてしまえば楽です。だってそれ以上考えなくて済むから。

でもうつ病ってこと以外何もわからないのです。

そんなことを考えるようになり、嫌なことからは全部逃げたはずなのに、今度はうつ病である自分のことを嫌になってしまいました。

 

 

⑸休職最終日が怖くなった

2月10日で休職期間が切れます。

残念ながら復帰できる状態にあるとは思えません。

怖くてたまらない。復帰したら何を言われるんだろう。

また叱られるのかな。泣いてしまってまた周りに恥を晒してしまうのだろうか。

 

でも時は一方通行に進んでいくだけです。

どんどん復職日が近づいて参ります。

とにかく不安で仕方ありません。

 

まとめ

良いことも悪いこともあって、気持ちの整理がつきません。

賛否あると思いますが、休職療養していても私は毎日精神を消耗しながら生きています。