精神科の初受診は大変だった!それでも受診した方がいい理由。
たつぃーです。
1月10日に精神科に初めて受診し、その日のうちに診断書を貰って会社へ提出。
現在も休職療養しております。
今日は私のうつ病発覚までの過程をまとめます。
結論から言いますと、同じように悩みを持っている方は精神科・心療内科へ受診した方がいいです。 専門家の言葉で不調の原因がわかって初めて、私は心が楽になりました。
どうか、会社に対しての責任感と罪悪感を捨てて、環境を変えて改善しましょう。
1.精神の不調に気付きましょう
私は勤続時代、ワークライフバランスは崩れていました。
超過労働に耐え、毎日毎日仕事のために仕事をして、自分の生活を蔑ろにしていました。
自宅は汚くなっても気にならず、ご飯は全部外食。
とにかくめんどくさい。休みぐらい寝ていたい。と土日は一週間の家事をこなしたら全部寝ていました。
例えば予定があって外出しても寝すぎてしまって彼女から何回も怒られました。
⑴平日の生活状況(私のとある一日の行動)
07:00 目覚ましを止めて布団にうずくまる(会社が怖くて泣く)
07:45 身支度始める(シャワー、髪型セット、スーツ着る)
08:00 タバコを吸って精神を落ち着かせる
08:10 自宅を出る
08:20 出社
08:30 朝礼
08:40 デスクでの事務処理(終わる兆しがない上、社員が多く落ち着かない)
10:00 事務処理を放棄して営業回り
車に乗り、独りになると上司の目がなくなる安堵から涙が出る。
涙が出ると止むまで得意先へ回ることができないのでコンビニで待機することになる。
非効率な営業回りに自己嫌悪しながらも運転して得意先にやっとの思いで向かう。
12:00 お腹は空かないが昼なので適当に食事を摂る。味はしない。
13:00 引き続き得意先回り
得意先回りは1日平均8社から10社ほど回れていたが、精神的につらい時期は3,4社しか回れない日も多くあった。
17:00 帰社・デスクでの事務処理(社員が少ないので少し安心して作業できる)
19:00 倉庫で事務作業(デスクに社員が増え始めて怖いので逃げる)
20:30 デスクに戻る。社員は疎らになっている。
21:00 社内に独りぼっち。泣きながら事務処理。
22:00 退社(仕事は終わっていない)
22:10 適当に外食
23:00 帰宅。スーツのまま布団へ倒れる。
24:00 眠れない。眠ると明日が来てしまう不安に襲われる。
01:00 眠れない。泣き出す。
02:00 泣き疲れて眠る。
04:30 覚醒。二度寝。
05:30 覚醒。三度寝。
07:00 目覚ましを止め泣き出す。(疲れは取れない。体が重い。だるい。)
・・・
毎日毎日新しい仕事に追われ前日の残務処理も終わらず、とにかく時間がない。
でも自分以外に誰がやるんだ。
自分のケツを自分で拭えないなんて社会人として最低だ。
他の人に迷惑をかけてはならない。
周りもカツカツで仕事しているんだ。
私だけが、私が処理が遅いから悪いんだ。
休職前は仕事第一に考えていました。
でも異常です。泣きすぎ。寝つきも悪いし、毎日だるくて仕方がない。ご飯の味もしない。これはおかしい。
と心の片隅で思いながらも、
「やらなきゃいけない」という自分の考え(責任感)が私を会社に拘束しました。
⑵精神の不調が出た時、どう対処したか
①有休を申請する
しかし私は心を擦り減らして会社へ行くことができない日がありました。
原因不明の熱が出たり、朝泣けて泣けて仕方がなかったり、睡眠障害が祟り寝坊したりしました。
自分ではどうしようもありませんので、休みを取得したいと会社に電話します。
熱が出ていたり体に異常が出ていれば、精神的に罪悪感もなくスッと連絡できるものです。
しかし涙や睡眠障害が原因の場合、休みを取得したからには自身の罪悪感と戦わなければなりません。
出社してやらないといけないことがある。休んだら迷惑がかかる。涙が止まらない。
結局は感情を抑制できず、体調が優れないと上司へ連絡し、1日の休暇を申請していました。罪悪感を感じました。
②「こころの健康相談統一ダイヤル」へ電話をかける
感情の乱れは出社中、見て見ぬふりをして過ごしていましたが、休みを取ったなら必ず解決なければならない。
明日からしっかり出勤しないともっと周りに迷惑をかけてしまう。
気力を振り絞って、自らを行動させました。
そしてまず、考えたことが、愚痴や弱音を吐くこと。
精神的に楽になると思いました。
周りに相談できる人がいれば良いですが、都合よく話できる相手はそうそう見つかるものではありません。
誰でもいいから話を聞いてもらいたい。
と思った時に検索してヒットした「こころの健康相談統一ダイヤル」にひたすら電話を試みました。
しかし、合計何十回も数え切れないほどコールしましたが繋がることはありません。
私は精神的にしんどい時にここへ電話できるように社用携帯に登録して度々電話をかけましたが、残念ながら一度も電話が繋がって相談できたことはありませんでした。
途方に暮れます。
日本にはたくさん精神に病んだ人がいて需要過多の状態なんだろうと思います。
仕方がありません。次の手段です。
③内科を受診する
はい。結果を申しますと、内科では、熱が出たり体がだるかったりの原因は分からないので処方薬を飲んで様子を見ましょうと言われるばかり。
セカンドオピニオン、サードオピニオンまでしました。
ずっとずっと微熱。
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月20日
これインフルエンザ?!?
診察の結果、インフルエンザではない模様。
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月20日
現在38度8分。うそやん。微熱の時より体しんどくないやん。
ずっとずっと安静にして寝てたのにさー。
37度2分〜♪ なんでやー!
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月20日
帰宅。37度2分。
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月22日
微熱が4日間続いているのでインフルエンザかなと、思って出勤前に検査受けるも陰性反応。
うむ。なんだろうこれ。
37度1分。
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月22日
セカンドオピニオンしよう。
風邪。正真正銘の風邪。
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月23日
なんや、年取るとこんな治るの遅くなるんか。
この一週間、どんだけ焦ったか。はぁ…。
どこでもただの風邪として処理され、インフルエンザでもないとのことでした。
④精神科・心療内科へ電話予約する
するとこの半年間超継続する体の変調の原因はなんなのか。
精神の状態と関係があるのではないか、と気になりだしました。
インターネット便利だ。
— たつぃー@はてなブログ (@tatsy_n) 2016年12月22日
白血病などの重大な病気の初期症状もしくは自律神経の乱れ・心因性の疑い。
自分に限って、重大な病気はないだろうなって思う。
精神科へ受診したことはなかったので、情報を集めると、
どこもかしこも予約必須!
市内には15件以上の精神科・心療内科がありました。
そのいずれもが要予約であるため、しらみつぶしに電話して初診予約の旨を伝えました。
結果。当日診療可の病院はありませんでした。
どんだけ倍率高いねん!!!!!ってツッコミ入れたくなります。本当に。
こうなると、仕事もたまってるからという責任感と罪悪感に呪縛され、他の日程で予約を取る気にもなれませんでした。
有給もまた申請しないといけないですし。
そして断られ続けると「精神科を予約するということ」自体が無為な行為に思えてきます。
徒労に終わるなら今日どうにか精神を持ち直して明日からどうにか頑張ってみよう。
今日は寝よう。と、ふて寝して私は何度も無為に有給を消化していきました。
⑶予約を諦めた結果
①何も解決していない
当然ですが、精神的な変調を騙しながら暮らしていくことになります。
毎日涙が止まることはないし、業務はどんどん効率が落ちていくし、できないことが増える自分を否定したら止まらないし、将来を悲観して絶望しました。
気づけば、この半年間で5回も6回も精神科の予約を試み、そして諦め続けました。
同じことを繰り返して、受診できずもがき続けました。
②受診しないことは、病気を放っておくことと同じ
私はお利口さんではなかったです。
自分で病気じゃないかと疑いながら、受診しなければ解決しないのではないかと気になりながら、それでも受診するまでに半年以上経ってしまいました。
発作が起きる期間も短くなっていき、夜は決まって涙を流すようになりました。
それが普通になっていました。
でも、それ異常ですよ。
悲しくなければ毎日毎日泣くことなんてないじゃないですか。
精神状態が悪化していくことに気づきながら、頑張り続けても意味ないじゃないですか。
そんなことをしていては、いずれ精神が破滅してしまう。
だから精神科は別に怖いところではないから、迷わず予約をしてでも行きましょう。
⑷予約して受診した
奇跡的に当日予約に成功した私は隣の市にある精神科に受診できました。
その日の朝のことを書いた記事がこちらです。
①初診受付:問診票の記入
初診用の問診票を渡されました。問診票にはチェックリストと自由記入欄と絵を描く欄がありました。
チェックリストには現在の心の状態に近いもの選択肢に丸をつけるという指示があったのですが、結構量があって、当時うまく頭が働いていなかったので10分ほど時間がかかってしまいました。
あと絵を描く指示は木を描いてくださいとあったのですが、これも提出するまで消したり修正したりして悩んで描きました。
各種の症状も書いて(涙が出ること)も書いて提出しました。
②看護師さんの事前ヒアリング
医師に症状を話す前に、看護師さんから呼ばれ別室で問診を受けました。10分少々です。
質問内容は家族構成から症状についてまで、結構具体的なことを訊かれました。
話したことは全て肯定してもらえて、安心感から泣き崩れてしまいました。
それでも看護師さんは私が落ち着くまで付き添ってヒアリングしてくださいました。
ありがとう。
③そして本受診
医師はとても柔らかな雰囲気で話しやすい問診でした。こちらも10分少々。
先ほどヒアリングしてくださった内容をもとに話を聞いてくれました。
症状を一通り告げると、うつ病の症状出てるので今すぐ休職した方がいいと提案されました。
涙が止まらなかったことを覚えています。
専門家の口から、うつ病だよと告げられたことで、とても楽な気持ちになりました。
なぜなら、不調の原因がうつ病だとわかったからです。
④診断書と処方箋
当日診断書を書いてもらって、薬を3種類処方されました。
上司に診察内容を報告し、診断書持って当日の夜20時に出社。
診断書を提出して休職する旨を伝えました。
私の場合、朝会社が怖くて涙が出るのが嫌だったので、当日に診断書を手渡ししに行きました。
やり方としては、電話で休職の連絡をして後日診断書を郵送したら、会社へ行かずに休職へ移ることもできますね。
2.まとめ
精神科の初受診まで、私はなかなか踏ん切りがつかなくて半年も経ってしまいました。
うつ病を放置して残ったものは、この弱り果てた精神です。
うつ病だと思ったら、早期発見できる方が心も痛まないし絶対にいいです。
予約を必ず取って、必ず受診しましょう。
うやむやにしてもいいことないですから。
関連記事も貼っておきます。ぜひ読んでください。
それではー。